若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

がんばれ魁皇

大相撲九州場所
カド番の大関魁皇が、進退をかけて土俵に上がっている。

全国の善男善女と共に、私も、魁皇に声援を送っている。
申し遅れましたが、私、日本善男善女協会奈良支部の会員です。

魁皇ファンに悪人なし。

鹿之助の法則である。

「心が善良な人で、魁皇をひと目見て好きにならない人がいるだろうか?」
修辞疑問文。
NOVAでは、必ずこの構文を教えるので、NOVAで学んだ人は、上の文章を英語でいえますよ。

地元のファンの声援はすごい。
魁皇の姿がチラッと見えただけで拍手が起きる。
土俵に上がると「魁皇コール」だ。
それだけの声援を受けているのに、5勝5敗と、中盤戦に入って苦しい展開である。

これも、魁皇ファンが善男善女だからだ。
すごい声援が起きても、相手力士は、「フン、また善男善女が騒いでるな」と思うだけだ。
圧力を感じない。

魁皇ファンが、極悪非道の男と、鬼嫁鬼母ばっかりで、あれだけの声援が起きれば、相手力士は萎縮してしまうだろう。

サッカーで、本拠地で戦うのと敵地で戦うのとでは、敵地が圧倒的に不利だ。
声援に負けるのだ。
御承知の通り、サッカーファンというのは、フーリガンというのか、暴徒というのか、野獣化した人達である。
勝敗によっては、暴力行為、略奪、投石、放火、殺人も辞さない。
これが狂ったように絶叫するのだからこわいですよ。

それにくらべて、魁皇ファンの声援などかわいいものだ。

「敵にしてこわくなくば味方にして頼もしからず」

為永春水春色梅児誉美』のキャッチーなフレーズだ。
いつの世にも通じる苦味のある真実の言葉、などとしみじみしてられない。
がんばれ!魁皇