長年応援してきた一人として、お疲れ様、ご苦労様と言いたい。
まあ、応援してきたほうも結構疲れましたが。(-_-;)
魁皇も我々ファンもお疲れ様ということでよかったんじゃないでしょうか。
魁皇を一言でいえば、「気はやさしくて力持ち」、これですね。
日本男児の理想のひとつである。
こういう男は少ない。
「気は弱くて力も弱い」というならたくさんいる。
はいて捨てるほどいる。
「色男カネと力はなかりけり」になると、それほど多くない。
私なんかがこのタイプだ。
なぬ?
カネと力はなかりけりには激しく同意するが、あんたいつから色男?と首をかしげるむきもあろうかと思うので、この場をお借りして私のモテモテぶりを・・・何の話か?
魁皇引退です。
魁皇の名勝負はいろいろあると思うけど、おぼえてません。
いつだったか、魁皇怒涛の連勝中に、例によってころっと負けた。
テレビの解説の北の富士さんが、「これが魁皇なんだよね〜〜」としみじみといった場面はおぼえてます。
ころっと負けるのであるが、不細工無様ということはないんですね。
これが不思議である。
ころっときれいに負ける。
全盛期は負け方もビューティフルであった。
ルックスもいいです。
魁皇を見てると、相撲は格闘技なんかじゃないと思えてくる。
「格闘技」というと、なぐる、ける、かみつくなどなんでもあり、力道山対フレッド・ブラッシーの血まみれの死闘!なんかを思い浮かべますが(古い)、魁皇が代表する相撲は、神事というか、奉納お神楽というか、格闘技どころか競技ですらないという感じです。