魁皇が、幕内通算807勝だったか808勝だったか、とにかく新記録を打ちたてた。
魁皇ファンとしては、一応おめでとうと言っておこう。
横綱になってたら、早く引退しなければならなかっただろうから、めでたいようなめでたくないような記録であると言える。
いずれにせよ、魁皇は、記録のことはたいして気にしてなかったようだ。
私のような、魁皇ファンにとっても、気にならない記録だ。
魁皇は魁皇。
記録を作っても作らなくても、横綱になってもならなくても、魁皇は魁皇。
気はやさしくて力持ち。
これです。
これが魁皇ですよ。
全盛期、黄金の右で投げ飛ばし、転がった力士にちょっと困ったような表情で手を差し伸べる。
これが魁皇です。
ガッツポーズなんかしませんよ。
あんなアホなことしない。
あんなぶっさいくなことしない。
あ〜、投げ飛ばしちゃったなあ〜・・・、という感じ。
痛かった?ごめんね、という感じ。
私も、一度でいいから誰かを投げ飛ばして、魁皇みたいな顔で手を差し伸べてみたい。
何の話か。
魁皇、おめでとうという話である。