きのう、電車で、向かいに座った若い女性が、「一心不乱!」という感じで本を読んでいた。
流行の「破れジーンズ」姿の、とても太った女性だ。
熱心に読み続けている。
表紙がちょっと見えた。
若い男女三人が、漫画風に描いてあった。
漫画か。
それにしては、部厚いし、単行本サイズだ。
また表紙が見えた。
大きな字で、「草○年△」
これがタイトルらしい。
「○」は木扁に羊という字だ。
「△」は、「化」の下に「十」。
中国の「簡体字」というやつだろう。
中国の漫画か。
となると、読んでる女性は、中国人?
「草○年△」の右上に、小さな字で、サブタイトル的に、「北×大的故事」
う〜む。
「×」は「バツ」だろうか、「エックス」だろうか。
中味が見えた。
漫画ではなかった。
細かい字が、びーっしり詰まっている。
お嬢さん!何の本ですか?と聞きたかった。
今日、さっそく漢和辞典を引っ張り出して、「簡体字」のページを見た。
「化」+「十」は、「華」という字だった。
「木」+「羊」は見当たらない。
「年華」で調べたら、「歳月」という意味だ。
漢和辞典はここまで。
インターネットで「年華」で検索。
「花様年華」という映画についてずらずら出てきた。
日本でも公開された香港映画で、中年男女の恋を描いた作品のようだ。
タイトルは、「花のように美しい歳月」「女盛り」という意味らしい。
ということは、「木」+「羊」は、「様」ではなかろうか。
本のタイトルは「草様年華」かもしれない。
「草様年華」で検索。
ありました。
中国の小説らしい。
花のようではなくて、草のような歳月。
何となく、雰囲気が感じられますね。
「北×大的故事」は、なんのことだろうか。
北京大学で学んだ三人の男女の、理想に燃えるでもなく、夢を追い求めるでもなく、平凡な日常を淡々と描いた作品、かどうかは知りません。
きのうの女性は、夢中になって読んでましたね。