図書館で、目についたので借りた。
分厚い本なので、ビートルズのおもしろいエピソードでもあるかと思った。
ミュージシャンの「自伝」に期待するのは、それぐらいですね。
読み始めて、『ジョージ・ハリスン自伝』というのは、元のタイトルではないことがわかった。
『I,ME,MINE』というのだ。
哲学的で、おもしろくなさそうである。
と思ったが、おもしろそうだなと、と思っていたら、あっけなく終わってしまった。
550ページほどの本だけど、「自伝」は100ページちょい。
あとは、ジョージの作詞。
英語と日本語と、彼のコメントがついている。
定価3000円は、ひどいと思った。
ジョージ・ハリスンなら、これくらいタダで配ってもいいのではないか。
本のタイトルは、むやみに、Iとか、MEとか、MINEとか、言いなさんな、ということのようだ。
「私の曲などというものはない」といいたいみたいだが、「私のカネというようなものはない」とまでは、いう気はなさそうだ。
まあ、そこまでいわないので、読んでて安心できることはたしかです。