若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

マリー・アントワネットとアメリカの怒れるおばあちゃん

以前、アメリカの「ベビープロフェッサーシリーズ」の一冊を読みました。

「インディアン保留地」について書かれた本がないかアマゾンで探してて見つけたんです。

アメリカの小学生向けの「教養書シリーズ」だと思います。

すらすら読めたし勉強になりました。

このシリーズは私の英語力にぴったりだと思って、ほかに何かないか探してたら「伝記シリーズ」がありました。

ナポレオンとかアインシュタインとかダイアナさんとかの伝記が出てます。

マリー・アントワネットもあるんですが、そのタイトルが『マリー・アントワネットとぜいたくなパーティー』というんです。

おだやかでないタイトルです。

なぜおとなしく『マリー・アントワネット』にしないのか不思議です。

読んだ人の感想が出てました。

小学2年生の孫娘のために買ってやったおばあさんです。

学校のレポート用というんですが、小学2年生で、「マリー・アントワネットについて書きなさい」というような宿題が出るんですね。

日本なら、「昭憲皇太后について書きなさい」かな。

いや、「篤姫について」、いや、「春日局」、いや、「日野富子」、いや、う~ん、とにかくアメリカではマリー・アントワネット

で、このおばあさんが怒ってるんです。

「父親は誰だ?」というタイトルのページがあるんです。

ルーブル宮殿での噂話について紹介してある。

「王妃の子供のうちの一人は、父親が国王ではない」という噂があったというんです。

おばあさんは、「7歳の子供に読ませるには非常に問題のある文章です。このページを破ってしまいたい!」と怒ってます。

あと、「プチ・トリアノン宮殿」についての記述がまちがってるとかで、こんな文章をよくも印刷できたものだ!とカンカンです。

なぜこんなしょ~もない本が出版されるのかと思ったら、なんと、出版社の名前が「スピーディ出版」で、表紙のデザインが「24時間工房」というんで、「これはジョークなのか!」とおばあさんはさらにカンカンです。

この本を読んでわかったことは、子供に与えるのは、古典か親が前もって読んだ本に限るということだそうです。

とにかく、「ベビープロフェッサーシリーズ」の本は、今後二度と買わないそうです。

「ベビープロフェッサーシリーズ」、頼りになりそうで期待してたんですが、どうなんでしょう。