みずほ証券という会社が社員のちょっとしたミスで巨額の損失を出した。
コンピュータからは、「警告」が出ていたらしいが無視して実行した。
すぐ気づいて取り消そうとしたが、取り消せなかった。
楽しい話だ。
何百億か知らんが、損することもあるだろうしもうけることもあるだろう。
何百億円を巨額と思う人もいるだろうが、私にとっては巨額ではない。
なんだかわからん金額である。
一瞬にしてよくそれだけ損ができるものだと感心する。
みずほ証券のミスにつけこんで巨額の利益を上げた人たちにも感心する。
こっちも一瞬だ。
すばらしい!と思うが、みずほ証券が損をして他の人たちが得をしただけなら、プラスマイナスゼロだ。
おもしろくない。
何を騒いでいるのか。
特に問題のあるシステムとは思えない。
関係者全員が損をして首をつったというなら改善の余地があるだろう。
プラスマイナスゼロで今のところ首つりもゼロ。
たいした金額ではないんでしょう。
いいんじゃないでしょうか。
それを、なんともうけた人たちが利益を吐き出すという。
それもみずほ証券に返すというのならまだ話がわかる。
そんなことをすれば「贈与」だ。
それはできないから、なんだかわけのわからん「寄付」をするようだ。
勝手にしてください。
今回大もうけしたスイスの会社は、数年前にこれとまったく同じミスで大損しているらしい。
そのときは誰も何も言ってくれなくて、単なるおばかさんで終わったようだ。
気の毒がればいいのか面白がればいいのかよくわからん。
わからんことだらけの今回の事件で、唯一感動したのは与謝野金融相の発言だ。
もうけた証券会社を美しくないと批判したのだ。
さすがは与謝野さん。
美しく清らかな政治家といわれてきただけのことはある。
早速ヤフーで調べた。
「美しく清らかな政治家与謝野さん」で検索したら638件見つかった。
いずれも、美しく清らかな与謝野さんの人となりを紹介し、与謝野さんをほめたたえてあった。
小泉首相ではこうはいかない。
「400億!いや〜、こういうことがあるから、世の中面白いんですね」
福田前官房長官でもこうはいかない。
「ナニ?400億?フン!プロの株屋さんでしょ。あくまで自己責任の原則でお願いしたいですネ」