久しぶりに、ジンバブエ関連のメールが来た。
ジンバブエ共和国は、ウイキペディアによれば、「世界最悪の独裁国家のひとつ」だそうです。
どういうわけか、忘れたころに、ジンバブエがらみのメールが来るんです。
ヘンな英語のメールです。
英語がヘンというわけではない。
英語がヘンかどうか、私には判断する能力がない。
内容がヘンなのです。
前に来たのは、ジンバブエの軍隊のえらい人からのメールだった。
反乱軍と闘うための武器を購入するための資金、何億ドルかをその人が自由にできると言うのだ。
その資金はロンドンの銀行にあるのだが、どういうわけかその人には引き出せない。
引き出すのを手伝ってほしいと言うメールであった。
お礼に100万ドルあげますとのことであった。
時々、こういうメールが来る。
皆様も受け取っておられるのであろうか。
あるいは、私のような、地位も名誉もある人間だけを狙ったメールなのであろうか。
今日来たのは、アメリカの、シンシアさんという未亡人からのメールである。
「あなたのことは、貴国の紳士録で知りました」とのことである。
書き出しが、「Hi!Noble friend.」というのが好感が持てた。
私のことをご存知のようですな。
本文。
シンシアさんのだんなさんは、ジンバブエでビジネスをして巨額の財産を築いた。
その財産をもとに、日本で慈善事業をしようと計画していた。
「日本で」とは書いてませんよ。
「あなたの国で」と書いてある。
さて、そういう立派な計画を立てていたのあるが、彼は反政府勢力に暗殺されてしまった。
気の毒である。
慈善事業のための資金250万ドルは、ロンドンの銀行にある。
夫の遺志をついで、シンシアさんが慈善事業をしようと思っていたところ、何たることか、彼女は、医者から、あと三ヶ月の命だと宣告された。
「私にかわって、その250万ドルを受け取って、日本で慈善事業をしてくれませんか。連絡を待ってます」とのことである。
いいんじゃないでしょうか。
こういう「ジンバブエ関連」のメールを出す人には、悪意はないのではなかろうか。
善意で出してるのではないかもしれないが、まあ、「悪意」はないでしょうな。
「ジンバブエ」といえばなんでも通ると思ってるんでしょうね。
ジンバブエのことを知らない私には通りません。