若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

選挙互助会

選挙で自民党が大勝した。

小泉首相の「カオ」のおかげだ。
他の実力者達の、「とても人様には言えない修羅場を潜り抜けてきました」的えぐさのない顔だ。
鈴木宗男さんが話題になった頃、首相は「あんなヤツ消えてなくなればいいんだ」と言ったそうだ。
他の大物なら、「鈴木クンか。まあ色々あるが、汚れ仕事には適任だ。使える男だよ」と、えぐい顔で語るところだ。
そんな首相の顔に票が入ったと思うと理解できる。
ぼけ老人も政治家も顔は大事だ。

今度の選挙で自民党の公認を得られなかった人達が新しい政党を作った。
これに対して、自民党の人が「選挙互助会みたいな党では有権者の理解を得られないだろう」と批判するのを聞いて、ヘンな感じがした。

政党とはもともと選挙互助会ではないのか。
もともとのもともとは違うんでしょうな。
政治に対して意見を同じくするものの集まりだった。
いつの間にか権力獲得、維持の互助会になった。

互助会というのは美しい言葉だ。
人間、助け合うのが基本だ。

大阪市職員互助会。
助け合いすぎましたネ。

談合組織も同業者互助会だ。
中世ヨーロッパのギルドは典型的同業者互助会である。
新規参入を制限したり、夜、灯火をつけて仕事をしてはいけないとか、道具を工夫してはいけないとか決めて競争を制限した。
その一方、同業者の未亡人を助けたり、ギルドとして教会に寄付したりしている。

船乗り組合員は、航海中の食事ごとに船乗りの守護聖人の食費として、たとえば百円ずつ献金して、たまった金を着いた港の教会に孤児のための基金として使ってほしいと寄付したりしたそうだ。

自分達だけの互助会ではないということだ。

たとえば、道路建設の会社や国土交通省道路公団のえらい人や亀井さんや古賀さんみたいな人が、「私たち道路族は、談合でもうけた中から、交通遺児のため百億円寄付します」と言うみたいなものだろう。

日本国も奈良県奈良市も、互助会のはずだが、税金で払うので実感がわかない。
前にも書いたが、税金を払うのでなく、道路建設現場で国民に強制労働させるのも、この道路は私達の負担で作ってるんだ!と実感させるよい方法だ。
えらい人に鞭でしばいてもらおう。
ピッシーッ!

郵政民営化とはどういうことかを理解させるため、郵便を自分で配達させるとか、小泉首相に提案したいことは色々ある。
期待してます。