朝日新聞の記事いろいろ。
フランスの銀行で、自動支払機に札を入れ間違った。
20ユーロ札を入れるところに50ユーロ札を入れてしまった。
引き出しに来た人が20ユーロ出てくると思ったら50ユーロ出てきたので、「今日はラッキー!」と叫んだ。
この人の「今日はラッキー!」と私の「今日はラッキー!」は全然関係ありません。
私の「今日はラッキー!」は、この人の「今日はラッキー!」みたいにせこいものではない。
いっしょにされたら迷惑である。
この人は喜んでカフェに行ってその話をした。
するとカフェの客全員、約50人ががその銀行に駆けつけカネをおろした。
浅ましく愚かな楽しい話だ。
こういう話を見ると、「今日はラッキー!」と思う。
誰か「機械に記録が残る」と思わなかったのだろうか。
銀行は記録に基づいて、引き出した人に手紙を出して自主的に返してくださいとお願いしているそうだ。
韓国のソウル大学の教授が研究成果をでっち上げたということで大騒ぎになっている。
この教授は、母子家庭で育ち苦学してソウル大学に入った。
母親が牛を育てて生計を立てていたことから、畜産農家のために研究をしたいと思って獣医学部に入った。
ここまでは非常にわかりやすいいい話だ。
突如わかりにくくなる。
「ヒトクローン」「胚」「ES細胞」の研究に励んだというのであるから、わけがわからん。
しかし心配無用、また突然わかりやすくなる。
すばらしい成果を上げて、「ノーベル賞に最も近い男」「国民的英雄」になったのだ。
すばらしい!と思っているとまたもわかりにくくなる。
研究成果がでっち上げだったというのだ。
それはいけませんね。
でっち上げかでっち上げ出ないのか私にはわかりませんが。
インド洋津波の被災地に各国の援助団体が色々援助をしている。
漁民の被害が大きかったことから、漁船を援助する団体が多い。
ところが、船をもらった漁師達が、素人が作った船で危なくて乗れないと言っているそうだ。
援助団体は支援者から金を集める。
支援の実績を示さなければならない。
船だと「若草鹿之助商店援助事業部提供!」などと船体に書けるので目立つ。
網には書けない。
漁船の注文が殺到して、危ない船が出回る。
だんだん「今日はラッキー!」ではなくなるではないか。
えーかげんにせーよ、と言いたくなる。