新聞の書籍広告。
「声に出して読みたいシリーズ」でおなじみの斎藤孝さんの本だ。
世の中には無茶苦茶に本を出版しまくる人がいるが、斎藤さんも無茶苦茶出版の第一人者だ。少なくとも四天王の一人には入ると思う。
ほとんど毎週のように本を出しているのではないか。
想像でモノを言ってはならない。きちんと確認した上で冷やかそうと斎藤さんのホームページを見て驚いた。冷やかさなくてよかった。
ためらいも躊躇も恥も外聞もなく、元気はつらつ!オロナミンC的に、ファイト一発!リポビタンD的に、堂々と高らかにさわやかにすこやかに宣言しておられるではないか。
「書きたいことが 湧いて湧いて 噴き上がってくる」
おお!天然ガスなみだ!
と思うでしょ。
ちがう!
ちがうのだ!
「それはまるでモーツアルトのようだ」(^o^)丿
たは。
斎藤さんは天然ガスじゃない!モーツアルトなのだ!
わかりましたかっ!
私は納得しました。
「書きたいことが湧いて湧いて噴き上がってくる。それはまるでモーツアルトのようだ」
こんな文章が書ける人なら週一冊は軽い。本というより「週刊斎藤」だ。
「週刊斎藤」本日発売!今週号の特集は「教育欲を取り戻せ!」
今週号では、人間の種族保存本能という観点に立って、「性欲」「食欲」とならべで「教育欲」というキャッチフレーズを噴き上げたようだ。
新聞の広告では、教育ママも会社帰りの居酒屋で若者に説教をたれるおじさんも、この本能に突き動かされていることになるようだ。単なる「うるさいママ」「説教好き」「教えたがり」ではないのだ。由緒正しき本能なのだ。
説得力がある。
「教育欲」の実物大見本のような斎藤さんが言うのだから間違いなかろう。
来週号が楽しみだ。今頃斎藤さんは胸のあたりがむかむかしている最中だ。
もうすぐ何かが噴き出ますよ。
この本を読んで、人類の根源的教育本能に目覚め、理性も羞恥心もかなぐり捨て、「性欲」「食欲」をはるかにしのぐ赤裸々な恐るべき「教育欲」をケダモノのようにむきだしにし、その欲望のおもむくまま、教育という目くるめく倒錯の世界に身を持ち崩す人がたくさんできたらどうするのだ。
子供や若者が危ない!
私は斎藤さんに言いたい。
「常識を取り戻せ」
「落ち着きを取り戻せ」