今日の日記はえげつないタイトルです。
高校美術部の後輩でかつての飲み友達A君と会いました。
今日のタイトルの主人公です。
20年ほど前、ふたりで飲んでたら「悪性リンパ腫」を告白された。
ギクッとしました。
娘が結婚するまでは生きたいと思ったそうです。
しばらくは私もびくびくだったんですが、忘れたころに彼が杖をついて待ち合わせ場所に現れた時もギクッとしました。
「脊柱管狭窄症」だと言いました。
杖をついてたのは半年ほどでした。
何年か前、「肺がん」を告白されました。
その後、抗がん剤で消えたと言いました。
一年前、再発したんですが、抗がん剤を使えないと言ってました。
その後、抗がん剤を使えるようにするために脾臓を摘出したそうです。
今日の話では、前の抗がん剤が効かなくなってて、新しい抗がん剤治療を始めたところだそうです。
さて、飲ん兵衛でヘビースモーカーのA君ですが、この間、悪性リンパ腫にもめげず脊柱管狭窄症にもくじけず肺がんにも負けず脾臓全摘にも気落ちすることなく、一度も酒もたばこもやめたことがない。
今日もたばこぷかぷかすぱすぱです。
今日も昼からビールです。
肺がんの治療中にたばこぷかぷかすぱすぱビールぐいぐい。
悪性リンパ腫も脊柱管狭窄症も肺がんも脾臓全摘出もどうということはない。
彼の辞書に「禁酒」も「禁煙」もない。
自暴自棄ヤケクソというのではないんです。
淡々と飲んで吸ってます。
同じ抗がん剤治療で苦しんでる人もいるそうですが、彼はなんともないそうです。
彼の話を聞いて元気が出てもおかしくないと思うんですが、出ません。
うらやましいような気がしないでもないけど、見習いたいとか手本にしたいとかあやかりたいとか思わない。
悪い話ではないように思うけどいい話でもない。
取扱いに困る話です。