若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

王様のニックネーム

R・H・Cデーヴィス著『ノルマン人:その文明学的考察』
図書館で見かけて、いかにも面白くなさそうな本だと思って借りた。
読みはじめたところなので面白いか面白くないかはわからない。

高校のとき習ったウイリアム征服王が出てきた。
「征服王」というのはかっこいい名前だ。
「リチャード獅子心王」もいい。
どちらも勇敢で立派な王様という感じがする。

この本には、「鉄腕公ウイリアム」という人も出てくる。
よほど腕っ節が強かったのか。
「鉄腕公ウイリアムが来るぞ!」と言われただけで敵は逃げ出しますね。

いろんなニックネームがあるものだ。

エドマンド剛勇王」
これまたかっこいいではないか。
まあこのあたりは全部よろしい。
ご本人も納得でしょう。
「オフィシャルニックネーム」

さて、東フランク王国には「肥満王カール三世」という王様がいたそうだ。
「肥満王」?
太ってたんでしょうね。
わざわざ「肥満王」と呼ぶくらいだからものすごく太ってたのであろう。
しかし、この頃の王様は軍人だ。
単に「デブコンクールに出て優勝しました!」ではすまない。
「超肥満」で馬の乗って走り回れたのだろうか。
生きてるうちから「肥満王」と呼ばれていたのだろうか。
「肥満王カール様!」
「なんじゃダイエット伯爵」

例によって、著者も訳者もそういう肝心なことにはまったく関心がないようだ。

かと思うと、お隣の西フランク王国には「シャルル単純王」という王様がいる。
西フランク王国には口の悪い人がそろっていたようだ。
それにしても王様が単純でだいじょうぶか?

「王様に刃向かうものはいません」
「そうか」
「グサッ!」
「ギャーッ!うそつき!」

微妙なのはノルウェーの王様だ。
「ハロルド美髪王」
こ、これは・・・?
美髪。(-_-;)
よほどすばらしいクルクル天然パーマだったのか。
髪の毛しかほめるところがなかったのか。

ひょっとするとはげちゃびんだったのかもしれんな。
「ハロルド美髪王様!」
「くっそ〜!バカにしくさって〜!」