若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

くさなぎくん

くさなぎくん、と呼ぶほど親しくはないのだが、くさなぎくんが、酔っ払って夜中に公園で裸になって、公然わいせつで逮捕されたというニュースを読んだとき、ヘンな感じがした。

電車の中で裸になったりするのが「公然わいせつ」だと思っていた。
大声を出していたそうだから、「迷惑防止条例違反」ならわかる。

しかし、夜中に公園で裸になるのも、「公然わいせつ」らしい。
なかなか難しいもんだ。

人影もない山道を裸で歩いてる男を見つけたら、おまわりさんは逮捕するだろうか。
これでも「公然わいせつ」だろうか。
わいせつというより、気色悪い。

電車の中だとしても、乗客が私みたいなおじさんばかりなら、いやらしいとは思わず、裸になったくさなぎくんを見て、「あほやなあ」とか、「かわいそうになあ」とか思うだけだろう。

乗客が、保育園、幼稚園男児だけなら、大喜びでひっぱったり、つっついたりするから、くさなぎくんは、悲鳴を上げて逃げ惑わなければならないだろう。
夜中の公園でよかった。

何の話か。

大声で迷惑した人もいるだろうが、一番迷惑したのは、コマーシャルなんかで、くさなぎくんを使ってる企業だ。
こういうときのための「保険」もあるのだろうか。

おお!
突然思い出した。
高校の美術部の夏休み合宿で、大王崎に行ったことがある。

同じ学年のT君と絵を描きに出た。
町外れの岬の、誰もいない海岸で描いていた。
カンカン照りの暑い日だった
描いているうちに、どちらからともなく、泳ごうかということになった。
水着は用意してなかったので、裸で海に入った。

しばらくして、自転車に乗って通りがかったおじさんが、「おーい、女の子が来るぞー」と声をかけてくれたので、あわてて服を着た。
セーラー服の女学生が二人、自転車で通り過ぎていった。

いや〜、すっかり忘れてました。
くさなぎくんに感謝します。