ロサンゼルスの、一応高級住宅街と言われる住宅地を、エプロン掛けで、赤ちゃんを乗せたベビーカーを押して歩くアジア系中年女性を見れば、お手伝いさんだと思われるかも知れませんが、これ、ウチの奥さんなんです。
まあ、エプロン一枚片手に持って、太平洋の荒波を乗り越えて、はるばるロサンゼルスにやって来た、国際的お手伝いさんと言えないこともない。
到着以来、花ちゃんにつきっきりで、出かけたのは近所のスーパーだけです。
スーパーで、お菓子を買いました。
娘が、なかなか適当なお菓子が無いと言うので、色々買ってみました。
ポテトチップスとかピーナッツとか、塩味系スナックは日本の物と変わらないようですが、甘いものは、かなりへんてこだそうです。
確かに、きのう食べたヨーグルトは、一応「レモン風味」と書いてあったけど、「歯磨き」としか思えませんでした。
「食品」と言うより「薬品」くさいんです。
近所の大きなスーパーのお菓子売り場には、無数のお菓子が並んでました。
チュウインガムの売り場は、とてもガムの売り場には見えなかった。
包装がでかいし、色がヘン。
ガムと言うより、車の洗剤かと思える色使いです。
チョコレートとか、色々買って帰りました。
まず、ペパーミント味のキャンディを、口に入れた瞬間、オエッと吐き出しました。
サロンパスですよ。
サロンパスを食べた感じ。
まあ、適当なお菓子を手に入れるまで、かなりの苦労が必要と思われます。
別に、アメリカが悪いというのではなく、どっかでこんがらかったんでしょうね。
アメリカ人がお菓子に使う香りとか味を、日本人は薬品の方に使っちゃった、ということなんでしょう。
それとも、アメリカ人は、ガムのかわりにサロンパスをクチャクチャかんでも平気なんでしょうか。
ガムで肩こりが治るなら、それもいいかもしれません。
追記
今、花ちゃんと、住宅地内を散歩してきました。
時々、何とも言えない甘い香りが漂ってきました。
人工的な香りに思えるのですが、花の香りかも知れません。
日本人にとって、人工的な香りと思えるものが、実はアメリカの自然の香りということもあり得ますね。