アラビア文字、といっていいんでしょうか。
正式にはなんというんですか。
なんといっていいのかわからんけど、なんちゅうか、まあ、アラビア文字です。
「文字」という感じがしませんね。
「模様」という気がする。
あれを、「読む」というのがわからない。
読めるんですね。
私は、どっちかというと、あきらめが早い方ですが、「アラビア文字を読め」といわれたら、いわれた瞬間、ギブアップです。
即、英語であきらめる。
アラビア文字を、現実の場で、生活の場で見たことがあります。
私は、「紙箱」関係の仕事をしてました。
お菓子や、薬や、電気製品や、繊維製品が入ってる、あの紙の箱です。
何十年前でしょうか、得意先に行ったら、ブルボンのビスケットの箱があった。
お菓子の会社です。
ははあ、ブルボンのビスケットの箱だな、と思って、手に取ってみて驚いた。
アラビア語が書いてあったんです。
ブルボンのビスケットを、アラビア語圏に輸出してたんですね。
すごい!と思いました。
おなじころ、別の得意先に行ったら、魔法瓶の箱がありました。
アラビアンナイトに出てくるような形の魔法瓶で、かっこいいなあ、と思って手に取ってみて驚いた。
アラビア語が書いてあったんです。
アラビア語圏に輸出する魔法瓶は、アラビアンナイトに出てくるような形をしてるんだ!と感心しました。
さて、お話かわって、インターネット。
インターネットで、いろんな絵を見ます。
私が、インターネット上で利用するのは、日本語と英語だけです。
その他に、絵も利用できます。
画家の名前を入力すると、その画家の絵が、ずらずら出てくる。
その絵をクリックすると、その絵をのせてるホームページが出てくる。
で、驚くのは、その絵をのせてるホームページが、ロシア語のページだったりするんです。
よく知ってる絵が、ロシア語で説明してある。
説明してるのかどうかわからんが、とにかくロシア文字が書いてある。
今日、インターネットで、アメリカの女流画家エリザベス・スパーホウク・ジョーンズの絵を見てたら、アラビア語のページが現れたんで驚きました。
アラビア語で、たぶん18世紀か19世紀の作品と思える油絵を紹介してた。
驚く方がおかしいんだけど、驚く。
アラビア語圏に、油絵の好きな人がいてもおかしくない。
日本語圏にもいるんだから。
でも、むこうは、偶像禁止だから、やっぱりおかしいのかもしれない。
キリスト教も、偶像禁止だと思います。
17世紀の、カトリックの公会議で、肖像画を描いてもいいかということが問題になったようです。
いろいろややこしいなあと思いながら今年も終わりです。