きのうで料理教室を卒業しました。
来賓や在校生の見守る中、卒業証書授与、てなもんではありません。
三年間通ったので勝手にやめただけです。
最後の献立は、「ヘルシー料理コース」の「エビとホタテのタンドリー風」「かぼちゃとサラミのサラダ」「玄米リゾット」。
こう書くと立派なもんでしょう。
いや、実際立派なもんですよ。
作り終えて、先生に、「長々お世話になりました。これでいつでもお嫁に行けます」と言ったら、「わ〜ん!私より先に行ったらだめですよ〜!」
料理を習ってよかったとことの一つに、家庭料理を見直したということがあります。
ややこしいことをやってるんですねえ。
たとえば、きのうだと、先生が、「まず、サラダに使う玉ねぎを薄切りにしましょう。次にリゾットに使う玉ねぎをみじん切り。で、エビの背ワタを・・・」
何をやってるのかこんがらかるんですよ。
一つずつ完成させるならわかりやすいけど、あれをやりながらこれをやって、その間にそっちを・・・というのが「料理」なんですね。
先生に言われるままわけもわからずあれこれやってるうちに、「エビとホタテのタンドリー風」と「かぼちゃとサラミのサラダ」と「玄米リゾット」ができあがってしまう。
「エビとホタテのタンドリー風」を作った!という実感がわきません。
男性はみんなそういう感じらしいです。
三年間いろいろ習いましたが、気軽に作れるのは「ぎょうざ」と「ネギ塩グリルチキン」、「ベーグル」「くるみとイチジクのカンパーニュ」だけですね。
冷蔵庫にあるもので作るのが本当の家庭料理だそうですが、それを私に期待されても困りますよ。