きのうはカルチャーセンター人物画教室。
入り口にいろんなポスターが貼ってある。
「平通武男」という人の回顧展のポスターの女性像がなかなかいい。
20年前に亡くなったようだが、知らない人である。
教室の皆さんに聞いても誰も知らない。
先生に聞いてみた。
先生は今年86歳、「関西画壇の長老」と言っていいんじゃないでしょうか。
平通武男は、先生が絵を始めたころにはすでに有名な画家だったそうだ。
「相当活躍された方ですが、忘れられてますなあ。小出三郎さんとか○○さんとか、どんどん忘れられていきますなあ」
忘れられて回顧展というのは立派なもんですね。
教室では先輩女性たちがにぎやかにおしゃべり。
Aさんは恒例の海外旅行で欠席。
70を過ぎたAさんの元気さをみなさんうらやましがってます。
海外旅行なんか、足が痛くて、腰が、心臓が・・・というような話もはずむし、主人が弱ってるから、親の介護でというような話もはずむし、主人や親ならまだしも、まだ子供の心配を、というような話になったかと思うと、子供の心配ならまだいい、私なんか孫の心配と、まあ心配の種は尽きませんね。
Bさんが、モデルさんに「この教室、年寄ばっかりやからこんな話ばっかり」と言ったら、「いえいえ!皆さんお若いです!○○先生の教室なんか、生徒さん全員80こえてますよ。お元気ですよ!向こうに行ったら皆さん若手です。まだまだですよ!」
モデルさんと、時々こういう会話になります。
カルチャースクールの生徒は、かなり高齢化してるんですね。
う〜む・・・70程度では高齢者として通らんのか。
それでも、現在教室の男性一人が手術で入院中、女性一人は体調不良で欠席中、もう一人の女性はご主人の入院で欠席中。
CさんとDさんは仲良しで、時々二人で旅行してる。
次の旅行の相談をしてた。
ドライブ旅行のようだ。
元気です。
「崖から落ちたら恥ずかしいね。新聞に『老女二人』て書かれるわ」
以前、「60代で老女はひどい」という投書を見たことがあります。
この教室には老女はいないような気がしないでもない。