美術予備校で模写をしてます。
初期ルネッサンスの巨匠ベッリーニの傑作「ベネチア総督レオナルド・ロレダン像」。
自分で選んだ作品ですが、先生に言われるまで、この絵が「ハッチング」で描いてあるとは知りませんでした。
ハッチングというのは、線で描くやり方です。
たくさんの線を引く。
ふ〜ん、たくさんの線を引くくらい簡単だ、と思ったのは素人の浅はかさでした。
たくさん引くのもしんどいけど、それ以前に、まともな線を引くのがむずかしい。
先生のを見てると、同じ太さの線を簡単にスイスイとひいていく。
これができない。
太くなったり細くなったりするんです。
なんとか一定の線を保とうと四苦八苦です。
一定の太さに保つために、腕に力が入る。
腕が痛くなる。
がまんして続けてると、肩が痛くなる。
なおもがまんして続けてると、頭が痛くなってきたので、きのうは早めに帰らせてもらいました。
顔に線を引き始めて2回目です。
合計6時間近くかけて、顔面はスカスカ。
まだまだ引きまくらなければならない。
私がこの絵から感じた迫力のうちのいくらかは、無数の線を引いたエネルギーから来てるんですね。
↓私のエネルギー不足を感じさせます。(-_-;)