きのうの乗馬クラブは空いてました。
天気の悪い日は空いてますが、きのうは「乗馬日和」なのに空いてた。
六十代女性Aさんが、「月末ですからねえ」と言った。
月末?
28日の木曜日が月末?
Aさんは続けた。
「私ら、忙しかったですわあ。ものすごい忙しかったです。月末はホントに大変でした」
彼女は金融機関に勤めてたんです。
思い出しました。
「ビジネスカレンダー」では25日くらいから「月末感」がただようというか、ほとばしってましたね。
25、6日になると、銀行マンや商社マンがやってきて、「今月中に何とか!」と切羽詰まった表情で訴えるんです。
「翌月分を先取りしても何とか!」
毎月、翌月分を先取りしてたようなもんでした。
大銀行、大商社がこんなことしてるのかと不思議に思いました。
ある銀行の「月末のお願い」は、無茶苦茶でした。
「今月は、定期預金増大月間なんで、月末までに何とか定期を・・・」
「そんなカネない」
「じゃあ、普通預金のカネを月末に定期にしていただいて、来月一日に解約ということで・・・」
ふざけてるとしか思えませんでした。
「ビジネスカレンダー」から遠ざかって、「キビシサ」を忘れてました。
金融機関にいたAさんは、その「キビシサ」の真っただ中にいたから、まだ「月末感」があるんですね。
ちょっと感心しました。