若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

コロナ懲役

コロナに感染して入院するよう指示されたのに拒否したり、入院した病院から逃げ出したりする人がいるそうです。

入院したくてもできない人が増えてるというのにぜいたくな話である。

どんな人じゃ。

 

今の法律ではそういう人をどうにもできないので罰則を設けようという動きがある。

入院拒否とか脱走に罰金と懲役刑。

これに対して人権という観点から反対する動きもある。

 

むずかしい問題だと思ってました。

思ってましたら奈良選出の衆議院議員馬淵澄夫さんのチラシが入ってた。

「活動報告」みたいなもので定期的に入ってます。

 

そこで馬淵さんはこの問題を人権からではなく実務面から問題ありと言ってます。

懲役刑導入となるとまず逮捕。

「三密」を避けなければならないのに密着逮捕。

次に取り調べ。

「三密」を避けなければならないのに密着取り調べ。

次に裁判。

 

入院勧告されてるくらいだから無症状ではない。

かなりの症状です。

その人を逮捕して取り調べて裁判して罰金とか懲役とか宣告するんですか、何日もかかりますよ、というのが実務家らしい馬淵さんの疑問です。

逮捕の時は発熱で味覚と嗅覚に異常があり、取り調べでフラフラ、裁判の時は人工呼吸器。

 

逮捕の時警官は防御服。

取り調べも防御服。

大声は出せない。

「なに言ってんだ!お前は陽性なんだよ!」とか怒鳴ったりできない。

取調室の換気にも十分気を配らなければならない。

 

たぶん警察の方から「懲役刑の導入はやめてください」とお願いすると思います。

菅首相は「専門家会議のご意見を踏まえた上でスピード感と緊張感と責任感を持って答弁を差し控えたい」と言うと思います。