NHKBSテレビでドイツのメルケル前首相を取り上げてました。
退任式というのがあったんですね。
どんなものなのかネットで調べてたら福井新聞の紹介記事が出てきました。
12月8日に「グローサーツァプフェンシュトライヒ(大帰営譜)」が行われました。メルケル前首相の退任式です。
は?
調べたら余計にわからなくなることがあるけどその典型です。
「グローサーツァプフェンシュトライヒ」だけだと舌がもつれたあげくに噛んでしまう危険はあるがまあドイツ語なんだろうと想像がつくから意味がわからなくてもあきらめがつく。
かっこしてわざわざ「大帰営譜」と書かれると腹立つ。
なんなんですか。
説明したつもりなんですか。
「グローサーツァプフェンシュトライヒ(大帰営譜)」
これで納得しろと?
わざわざドイツ語と日本語のチャンポンにしてわけのわからなさを一挙倍増にして知らん顔してる。
腹立つ。
また調べなくてはならん。
あっちこっち調べた結果わかったようなわからんような。
「大帰営譜」というのは軍楽の一種みたい。
兵隊が兵舎に帰るときの合図の音楽で、「大」がつくからその中でも立派な音楽なんでしょう。
それがいつしか儀式のときに使われるようになった。
えらい人の退任式とか。
「軍楽ファン」というのがいるようで「大帰営譜」が入ったCDも出てます。
ドイツシの大統領とか首相の退任式は国防省で行われる。
まず軍楽隊がベートーベン作曲「ヨルクの行進曲」を演奏しながら練り歩く。
次に退任する人が希望した曲を演奏する。
最後に退任のあいさつ。
NHKの番組ではメルケルさんがパンクロックの女性歌手ニナ・ハーゲンの曲を希望したということをえらく強調してた。
私はニナ・ハーゲンというのはイギリスの歌手だと思ってたんですが、東ドイツからイギリスに亡命した人でした。
東ドイツ時代に大ヒットした曲がメルケルさんにとって青春の思い出の一曲だったんです。
メルケルさんはそのほかに讃美歌ともう一曲1960年代のヒット曲を選んで演奏してもらってます。
NHKの番組では意外性ということでニナ・ハーゲンだけを取り上げたようです。
大帰営譜については謎が謎を呼ぶ感じでわからないことが多いけどもうよろしい。
メルケルさんについてはもっと知りたい。
一見「やり手系」じゃないけど「えらい人!」という気がしました。