朝日新聞読者投稿欄。
主婦の方がNHKに抗議してます。
3年前に目が悪くなって読書を楽しめなくなった。
NHKラジオ第2放送の朗読の時間を知ってそれが毎日の楽しみになった。
ところがその番組が4月1日で突如打ち切りになった。
英語の番組は10もあるのにひどいではないか。
ひどい!
ひどすぎる。
こういう番組のために受信料を払ってる。
ふだん意識はしてませんがNHKはしょうもない番組のほかにこういう番組を作ってると信じて受信料を払ってる。
裏切られた。
「聴取率」みたいなのが影響してるんでしょうか。
公共放送の責務というのがあると思うんですが。
この朗読の時間は昔車の運転中によく聞いてました。
ひとつだけはっきり強烈におぼえてるのが奈良岡朋子さんの朗読『車輪の下』です。
読んだことなかったんですが奈良岡さんの朗読に引き込まれてしまってすぐ本を買ったんです。
ところが自分で読むとあんまりおもしろくない。
ちがう本みたいである。
これは大変なショックでした。
私の読書能力はどうなっとるのか。
本を読むとはどういうことなのか。
深く考えるべき問題とは思ったけどややこしそうなのでやめた。
いまだに『車輪の下』というと奈良岡朋子さんの声が聞こえてくる。
いや、聞こえてきませんよ。
聞こえるような気がする。
「ハンス・ギーベンラートは・・・・」
もう一度読みたいとは思わないけどもう一度聞きたい。