「天然の良港」というのは天然の良い港です。
私には結構なじみのある言葉なんですがなぜなじみがあるんでしょう。
港とは縁がないのに。
「ほ~、ここは天然の良港ですね~」
帆掛け船時代、山に囲まれた風も波も静かな入り江。
「ブラタモリ」は私が毎週見る番組です。
タモリさんが若手の女性アナウンサーといっしょに日本全国を訪ね歩く。
私が見だしたのは数年前で近江アナウンサーが担当してた。
こういう場合女子アナは「アシスタント」という位置づけだと思いますが近江さんはアシスタントじゃないと思いました。
何も知らないし頼りない。
何を言われても「は~」「へ~」「知りません」の一点張り。
この三つで45分押し通す。
この人、NHKの入社試験通ったのか?
番組の最後に「本日のハイライト」的写真が何枚か出るんですが、一枚は必ずタモリさんと近江さんがならんで昼ご飯を食べてるとこです。
番組では浮かぬ顔の近江さんがこの時ばかりはにこにこしてる。
いい仕事ですよ。
タモリさんと全国旅をして「は~」「へ~」「知りません」で昼ごはん食べておしまい。
たぶんお小遣いももらってる。
というのがタモリさんが神社に立ち寄ってお賽銭を上げるときはいつも近江さんが出すんです。
自腹ということはない。
NHKで一番楽な仕事、というか日本で一番というか世界で一番楽な仕事。
アシスタントというより足手まとい。
えくぼがかわいいから我慢して見てたんですが林田アナウンサーと交代した。
ホッとしたのもつかの間、林田アナが近江アナに負けず劣らずのおとぼけぶり。
ちがいといえば近江さんが「は~」「へ~」「知りません」の三点セットだったのに対して林田さんは「ほ~」「あ~」「聞いたことないです」の三点セットで45分押し切ることくらい。
お二人の一般常識のなさは恐るべきもので具体例は思い出せませんがたとえばタモリさんが「コロンブスが発見したのは?」と聞くと近江さんが自信なさそうに「ペニシリン?」、林田さんはおずおずと「味の素?」と答える感じです。
林田アナが東京芸大卒と聞いた時はこけそうになりました。
東京芸大って学科試験ないんか。
これで仕事と言えるんかと思いつつ見てたんですが釧路大湿原の回、林田さんが漁師が着るみたいな分厚いゴムの上下完全防水服を着せられて登場した。
案内役の人に「林田さん、そこに立ってください」と言われて湿原に立ったらズブズブと腰まで埋まってしまった。
困惑の表情を浮かべる林田さんを見ていい気味だと思ったのは私だけではあるまい。
「ブラタモリ」は湿原に埋まるくらいしか使い道のない女子アナを持ってくるのかと思ってたら林田さんから浅野さんに交代した。
浅野さんは見るからに頼りになるアシスタントという感じで安心しました。
この人なら電車の切符も買ってくれるしホテルの予約もだいじょうぶ。
昼食のときはタモリさんにメニューを見せて「どれになさいますか?」と聞いてくれる。
前の二人だと自分の分だけ注文して知らん顔ですよ。
コロナで出番が少ないのが残念と思ってたらこの4月、浅野さんから野口さんに交代。
野口さんはいい。
息子の嫁にぜひ、という感じです。
私の独断ではアレなんで家内にも見てもらいましたが家内もOKでした。
やっと落ち着いて見られるなと思ってたら先日林田さんが報道番組に出てた。
NHKだいじょうぶか?
何を書きたいのだったかわからなくなって題を見たら「天然の良港」。
は~・・・。