昨日、カルチャーセンターに行くのに、バス停へと歩いていた。
バス道路を渡る。
信号のない十字路で、左右確認。
右よし!
左よ・・・よくない。
ゆるい坂を、自転車が下りてくる。
前後に子供を乗せた若いお母さんだ。
まあいいか。
渡ろう、と思ったが、やめた。
自転車は、猛スピードで坂を下ってくるのだ。
前後に子供を乗せている自転車としては、ありえないほどの速度だ。
まあ、自転車との距離からして、渡れるだろうが、お母さんが私を見て、あわててブレーキをかけるかもしれない。
そうなると、あぶない。
私の頭脳のスーパーコンピューターは、x-3=5くらいのことしか計算できないが、まあ、色々計算した結果、自転車が通り過ぎるまで道路を渡らないことを決定した。
自転車は、猛スピードで十字路を曲がった。
曲がった先には幼稚園がある。
時刻は、午前9時ごろである。
お母さんは、子供を幼稚園に送っていくのですね。
異常なスピードの理由は分かったが、あぶないですよ。
猛スピードと言えば、先日、近鉄西大寺駅構内で、猛スピードの老婦人を見かけた。
西大寺駅は、京都線、奈良線、橿原線が乗り入れているので、乗降客が入り乱れる。
入り乱れる乗降客の間を歩いていたら、向こうの方から、小柄な老婦人が、歩行器のような手押し車を押して歩いてくる。
気をつけて下さいよ。
そのとき、構内放送が聞こえた。
「次に3番線に参りますのは、○時○分発京都行き特急でございます」
そのとたん、老婦人は、ブワ〜〜〜〜〜っ!と駆け出した!
猛スピードである。
3番線に向かってダーーーッシュ!
手押し車を押しながら、人ごみをぬうように、右へ左へ左へ右へ!
ちょこまかすいすい、スイスイチョコマカ!
こ、これって、老婦人が車を押して走ってるのであろうか?
それとも、電動手押し車のギアがトップに入って、老婦人は引きずられてるのか?
すべるようにちょこまか進む姿は、アイスホッケーの選手を思い起こさせるのであった。
あっけにとられてる私の横を、老婦人は、ブワ〜〜ッと通り過ぎた。
身の危険を感じて、老婦人を避けながら、さっき、「気をつけて下さいよ」などと心配して損したと思った。