朝日新聞朝刊の「特派員メモ」は、取材活動を通じて見聞きした現地の「ちょっといい話」や「珍しい話題」を報告する楽しいコラムだ。
今日は、北京特派員吉岡桂子さんの「伝わる 被災者の奮闘」
吉岡記者は、丹羽中国大使の視察旅行に同行取材した。
その時とった写真を収めたSDカードを山東省のホテルに忘れてしまった。
三日後に気づいた。
よほど忙しかったんでしょうな。
電話したら翌日届いたのであるが、「感謝しつつも、どこか素直に喜べない」
なぜか。
迅速ていねいな対応は、自分が「要人」に同行したからではないか。
それにカードの写真を見られたかもしれない。
あのねー吉岡さん、それは新聞に書くことじゃないでしょう。
邪推するのはよろしい、というか勝手だ。
邪推を記事にしてどうする?
日中友好にひびが入るのじゃないかと心配しつつ続きを読む。
「これに対して、広東省のホテルから戻ってきた化粧ポーチには、格別の思いがある」
なぬ?
吉岡さんは、山東省のホテルにSDカードを忘れ、広東省では化粧ポーチを忘れたのだ。
よ〜忘れる人やね〜。
さて、化粧ポーチになぜ格別の思いがあるのか。
「口紅などと一緒に愛用のペンダントやピアスも入れていた」
なるほど!
それは格別の思いがあるでしょうな。
SDカードには、「日本の技術を導入した農場を訪ねた大使がイチゴをほおばる一コマもあった」
そんなもんに格別の思いはないよな。
大使がイチゴをほおばってる写真なんかどうでもええわ。
吉岡記者は、愛用のペンダントやピアスが戻ってきたのでとてもうれしくなって、ホテルの客室係のケータイに「謝謝」とメールを送った。
すぐ返事が来た。
「多くの落し物を送ったがお礼が返ってきたのは初めて。大震災で見たように日本人は本当に礼儀正しい。感激したよ」
その返事を見て、吉岡記者は、彼が素直に喜んでくれたことに感激したという。
そうでしょう。
SDカードが戻ったときも、素直に喜ぶべきですよ。
少なくとも記事では素直に喜ぶべきでしょう。
最後に吉岡さんは、「被災地で頑張る人たちが、どれほど日本のイメージを引き上げてくれているか」と感激してる。
吉岡さんが中国全土のホテルで忘れ物をしまくって日本のイメージを引き下げないように祈ります。