若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

初靴

1歳1ヶ月になるあきらくんの直立二足歩行が日に日に進化してきているので、今日初めて靴をはかせて庭に出たところ、芝生の上で四つんばいになったかと思うと、まず右足を後ろに高く蹴り上げるような格好をして、右足を下ろすと次は左足を後ろに高く蹴り上げてと、なんとも珍妙な動きを見せて、どうも本人にとってかなり違和感があるようで、これはまだ早かったかとの心配は無用、非常にぎこちない歩き方だけど一歩二歩歩いて尻餅をついて、また立ち上がってまた尻餅、見ているうちに裸足同様すたすた歩き出したのでさすがホモサピエンスと感心して一句。

初靴や 芝生を踏んで 二歩三歩   鹿之助

季語は「初靴」で、この季語は、近代俳句の旗手河東碧梧桐が、花鳥風月を専らにする旧来の季語に飽き足らず、明治35年、「人生の季語百種」を選定した時に採用されたもので、歩き始めた子供の初々しさを表すものとして定着しています、と言われて、ほほ〜、と感心する人は俳句について無知な人ですし、振り込め詐欺に引っかかりやすいと思いますので、ご注意ください。

あきらくんは、機嫌よく歩き回ってましたが、蚊取り線香が気になるようで、すたすた近づくと、煙をじ〜〜〜っと見つめてました。

消えていく煙を目で追って、またつぎの煙をしみじみと見つめ、ふわっと消えた瞬間大きくため息をついたので、お!ここで一句詠むか、と思ったら詠まなかった。