先日、孫のアルバムが100冊あることに気づきました。
いや、うすうすは気づいてたんですよ。
現実から目をそむけていた。
あらためて現実を直視したわけです。
直視したら100冊あった。
今後も同じ調子でどんどんふやしていっていいのであろうか。
いや、よくない!
どうすべきか。
同じような写真はすてるべきである。
この判断でいいんじゃないでしょうか。
すてよう!と思いつつ、アルバムを置いてある棚を見たら、私の絵のアルバムが10冊あることに気づいた。
油絵を再開して7年。
描いた絵を写真にとって保存してます。
完成したのを一枚というのもあるけど、描きはじめから、描いてる途中、完成作と、何枚も写真に撮ってる絵もある。
そういう、途中の絵の写真を捨てればいい。
どんどん捨てました。
あっという間に、10冊のアルバムが5冊になった。
これだ!
この調子で行こう!
100冊が50冊になるのだ!
まず手始めは、初孫はなちゃんのアルバム。
最初のひと箱を見る。
はなちゃん誕生から3ヶ月までの写真が5冊のアルバムに保存してある。
1冊目。
はなちゃん誕生です。
分娩室での、父母、祖父母感激の一瞬。
これは捨てられませんよ。
次に、生まれてすぐのはなちゃんが、保育器に入ってる画像が10枚ほど。
新生児室のガラス越しに私が撮ったんです。
同じような写真といえば同じような写真である。
しかし、ちがいます。
保育器の中で、右手をあげてるとこ、左手を上げてるとこ、両足を上げてるとこ、片足を上げてるとこ、等々、似てるようでまったくちがう。
この10枚の中から1枚選べというのはムリです。
全部保存。
次のページ。
産院の部屋で、小さなベッドにおさまったはなちゃんの写真が6枚。
上からとったり下から撮ったり、右から撮ったり左から撮ったり、同じようなものと言えば言えるけど、まったくちがいます。
この中から一枚だけ保存と言われても困る。
結局、はなちゃんの最初の5冊のアルバムから捨てることができる写真は一枚もなかった。
困りましたなあ。
困ったときの女房頼み。
家内に決めてもらおう。
家内の決断力は立派なもんです。
結婚以来、どうすればいいか迷う局面では、家内の決断に頼ってきました。
まかせておいてまちがいないです。
家内に5冊のアルバムを渡して、この中から捨てられる写真を選んでほしいと頼みました。
アルバムを手に取った家内は、厳しい表情でチェックしていましたが、捨てられる写真は一枚もないと宣言しました。
しかし、それでは困る。
100冊が200冊、200冊が300冊と増えていいのか。
よくない!
どうする。
家内は、自己責任だというんです。
私が選ぶべきだというんです。
でも、自己責任というなら、はなちゃんじゃないでしょうか。
はなちゃんが、どれを残すか選べばいいと思うんですが、家内は、5歳のはなちゃんには酷だと言います。
はなちゃんの責任にはちがいないが、せめて成人式まで待ってやってほしいというんです。
待ちましょう。
成人式がすんだら、自分のアルバムの整理をお願いしよう。
↓まだ5冊だけなんで気楽そうなしょうちゃん。
そんな気楽な顔してるのも今の内だぜ。