朝日新聞朝刊。
マイクロソフト研究所のゴードン・ベル首席研究員によると、人間の一生の記録は数万円のハードディスクに収まるそうです。
これも、すごい!と思う人もいるでしょうし、私みたいに、なんのこっちゃ?と思う人もいるでしょう。
ベルさんは、いつも首からカメラをぶら下げてて、自動的に1時間に200回撮影するようになってる。
たぶん、ベルさんはその他いろいろな方法で自分の全体験を記録に残そうとしてるんでしょうね。
会った人の写真は残る。
その人についてベルさんがどう思ったかは写真だけではムリです。
「イヤな男やなあ!」と思ったのか、「むむ、おぬし、できるな!」と思ったのか。
私の経験では、記憶も記録も難しい。
長女が生まれてから、私は押しも押されぬというか、どこへ出しても恥ずかしくないというか、まあ典型的親ばかに成り上がりました。
「この可愛さを何とか残さねば」との思いから、写真に撮り、8ミリフィルムに収め、育児日記というか観察日記というか、文章にもしました。
で、結局のところ、どんなに頑張ったところで、この可愛さを記録することはできないという結論に達しました。
一期一会でございます。
映像は残るし文章も残る。
それが残ってれば私の記憶が残ってることになるとは思えません。
現在、はなちゃんのアルバムが35冊目、ゆうちゃんが10冊、はなちゃんの妹の分は2冊目です。
記録とか記憶のためではなく、おもしろいからですよ。
家内は、とりすぎだと言います。
同じような写真を残してどうするのと言います。
ほっといてちょーだい、と私は言い返します。
同じような写真だと思えば見なければよろしい。
自分も見るくせに。
↓はなちゃんの妹。
名前は、「ことちゃん」に決まりました。(^_^)/