姉は姉、妹は妹になっていくもんです。
ウチの娘たちも、小さい時は典型的姉と典型的妹でした。
姉が、ゆうちゃん、あきらくんママで、妹が、はなちゃん、ことちゃんママです。
姉の方は、母親的立場をとるようになり、妹の方は、そういう姉をこけにするような態度をとるもんです。
はなちゃん、ことちゃんのママは、「妹妹!私は妹なんやからねっ!」とよく言ってました。
妹を錦の御旗にするというか、妹が特権的身分であるというのか、まあ、大変な勢いでした。
はなちゃん(3歳)と、ことちゃん(1歳)は、ただいま、姉と妹に分化中ですね。
ママからの報告。
夜、ことちゃんが寝室を抜け出して、ニコニコ徘徊しだしたのを、はなちゃんが、「ことちゃん、夜は寝ないとだめでしょ」とやさしく言い聞かせてたそうです。
そう言われると、ますます調子に乗ってニコニコ徘徊するのが妹です。
何度言っても言う事を聞かず歩き回ることちゃんを見て、はなちゃんは、ふう〜っとため息をついて、「人の意見を気にせず聞き流すこと。馬耳東風」と言ったそうです。
3歳児としてはなかなかのキメゼリフではないでしょうか。
もちろん、これには伏線がございます。
NHKTVの子供向け番組で、「日本語で遊ぼう」とかいうコーナーがあるんです。
そこで、いろんな難しい言葉を教える。
バカボンのパパがよく言いますね。
「お!辞書に出てくるような言葉!」
あれです。
二、三か月前、神戸に行ったときやってるのをはなちゃんと見ました。
「人の意見を気にせず聞き流すこと。馬耳東風」
テレビで何度か繰り返しました。
そのあと、私が朗々と唱えました。
「人の意見を気にせず聞き流すこと!馬耳東風!」
何度か繰り返してから、「はなちゃん!人の意見を気にせず聞き流すこと」と言ったら、はなちゃんは、じ〜っと考えて、「ガジトーフ!」
「ちがいます!バジトーフー!」
「バジトーフ」
「ちがいます!バジトーフー!」
「バジトーフー!」
「正解!」
こうやって覚え込ませました。
二、三日後、ママが試してみたら、覚えてたそうです。
で、一週間後、神戸に行ったときやってみました。
「はなちゃん、人の意見を気にせず聞き流すこと!」
「バジトーフー!」
完全に覚えたなと感心しました。
覚えただけでもえらいけど、すぐ応用できるのがまたえらいと、大いに感心する私なのであった。ヽ(*´∀`)ノ