DVD『ビスマルク号を撃沈せよ!』を買いました。
1960年制作の古い映画をなぜ買ったか。
中学生の時、学校の近くの映画館で上映してて、その派手な看板と、かっこいいタイトルが心に焼き付いてるんです。
見たい!と思いながら見てなかった。
古い映画を手軽に見ることができるのはありがたいです。
古い映画を見ると、外国映画はきれいで、日本映画はきたない。
もともと日本の方が質が悪いのか、保存が悪いのか、残念なことです。
この『ビスマルク号を撃沈せよ』ですが、意外にも白黒映画でした。
看板は、ハデだったんですが・・・。(-_-;)
まあ、ふつうの戦争映画でした。
簡潔で、よくできてると思います。
1941年、当時、世界最強と言われたドイツの戦艦ビスマルクに、イギリス海軍が総力を結集して立ち向かった話です。
で、ビスマルク号と、イギリスの軍艦がいろいろ出てくる。
ビスマルク号に乗ったドイツの提督や艦長、イギリスの軍艦の艦長たちが出てくる。
どっちも外人だし、どっちも軍服だし、どっちも英語をしゃべるので、どっちがどっちかわかりにくい。
「撃て!」と叫んで、ボンボン撃っても、どっちがどっちを撃ってるのかわからん。
まあ、アメリカ映画で、登場人物が、イギリス人であれフランス人であれドイツ人であれ、全員英語をしゃべるのには慣れてます。
古代ローマ人も古代ペルシャ人も英語をしゃべる。
だから、ビスマルク号の提督と艦長が英語でしゃべっても、ちょっとややこしいと言うだけで、とくになんとも思いません。
しかし、ビスマルク号の提督の最期のシーンはヘンだと思いました。
崇拝するヒトラーからの電報を握りしめて死ぬんですが、その電報が英語で書いてあるんです。
「All Germany is waiting to welcome you」
せめてヒトラーからの電報くらいドイツ語にしたらいいんじゃないでしょうか。
しかし、ドイツ語の電報を英語で読み上げるのもヘンである。
どうすりゃいいのか、ビスマルク号撃沈作戦よりむずかしい問題である。