1961年のアメリカ映画、DVDを買って見ました。
イブ・モンタンが映画監督の役で、シャーリー・マクレーンがその奥さん役です。
シャーリー・マクレーンは人気女優という設定で、イブ・モンタンは自分の奥さん主演の映画ばかり撮ってて、奥さんのおかげで生きてる情けない男と思われてるんじゃないかといじけてる。
で、奥さんが出てない映画で一発あてて世間をあっと言わせたいと思うんです。
で、どういうわけかオペラの『蝶々夫人』をオール日本ロケで撮ることに決める。
主役の蝶々夫人は日本でオーディションで選ぶ。
で、夫を追っかけて日本に来たシャーリー・マクレーンが日本人芸者に化けてオーディションに合格するという強引というかなんというかまあそんな話です。
ところが、この設定があまり無茶苦茶とも思えないほどシャーリー・マクレーンの芸者姿がいんです。
いや、無茶苦茶なんですよ。
無茶苦茶なんですが、う~ん、シャーリー・マクレーンがかわいいからまあいいじゃないですか。
日本髪でべたべたの白塗り、黒のコンタクトレンズで夫の目をごまかす。
英語と日本語をチャンポンにしゃべるんですがどことなく日本人英語に聞こえる。
日本語をしゃべれるふりをして早口で「イチニサンシゴロクヒダリジンゴローコンバンハ・・・」などと煙に巻く。
実に妖しくていい感じです。
京都や宮島ロケや大相撲見物もあるし、なぜか蔵王(?)の樹氷も出てきてサービス満点です。
ウチの奥さんは「あほらしい」と言ってすぐ見るのをやめましたが、800円ですからいいんじゃないでしょうか。
イブ・モンタンとシャーリー・マクレーンて大物だと思うんですが、こんなのにも出てたんですね。
「日本に行ける」というので出ることにしたのかな。
イブ・モンタンは観光がてらでいいけど、シャーリー・マクレーンは着物着てカツラつけてコンタクトレンズ入れて妖しい日本語妖しい手つき腰つきで結構大変だったと思います。