若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

幻の公民館

4月から、自治会の役員をすることになって、1月から引き継会議で何度か集まってます。

ウチから徒歩1分くらいの公民館で集まります。
この公民館が十数年前に建ったと聞いたとき、ヘンな気がしました。
それまでは古い公民館だったというんです。

私は、二十数年前にここに引っ越してきました。
通勤はバスで、バス停は公民館の前です。

ということは、私は、少なくとも十年間は、旧公民館の前からバスに乗ってた。
ところが、その旧公民館のことをまったくおぼえてないんです。

十年間、毎朝バス停に向かって、と言うことは、毎朝公民館に向かって歩いて、公民館の前でバスを待った。
その公民館の姿をまったくおぼえてない。

ず〜っと、今の新公民館だったように思うんです。

公民館の向かいに小さなスーパーがあったことはおぼえてます。
今は老人施設になってっます。

公民館の横が、洋品店だったこともおぼえてます。
今は整骨院になってます。

公民館だけおぼえてない。
それだけ存在感が薄いのか。

選挙の時には投票に行ってるはずなんですが。
約十年だから、選挙は十回以上あったはずです。
すっと入ってすっと出てくるだけでは記憶に残らんのですね。

小学生のころ、学校の近くに公民館があって、その前を通って通いました。
その、古びた公民館はおぼえてる。
大きな看板に墨黒々と「公民館」と書いてあったのもおぼえてる。
入り口にしゅろの木が立ってたのもおぼえてる。

同じ古い公民館でも大変なちがいですね。
子供のころの公民館の方が、いつまでもおぼえていてもらえて、だいぶトクだと思いました。