「檜皮葺き」(ひわだぶき)というのは、日本独特の屋根だそうです。
檜の皮を使う。
現在、檜皮葺の建物は、重要文化財だけでも700棟ある。
檜の皮が足りなくて、銅葺きの屋根に変わったりしている。
なぜ足りないかというと、まず、檜皮をとる職人が足りない。
そして、檜皮がとれる檜が足りない。
檜皮をとれるのは、80年くらいの檜だそうです。
そういう檜の皮をはぐ。
きつい仕事だそうです。
80年くらいの檜からはいだ皮は、あまり質が良くない。
質が良くないというのはどういうことかわからんけど、とにかくよくない。
で、一度はいでから10年ほどしてからはぐと、質の良い檜皮がとれる。
これを使う。
大変です。
こういうことが、インターネットの「日本特用林産振興会」のホームページに書いてある。
「特用林産物」というのは、山林でとれる木材以外のものをいうんです。
マツタケとかシイタケとかワラビ、ワサビ、竹、炭、和紙など。
こういう会があるんですね。
なぜ檜皮葺について調べたかというと、朝刊の「奈良版」で交通事故の記事を読んだからです。
ひき逃げをした男の職業が、「檜皮業」と書いてあったので、檜皮について調べました。