美術予備校で、先生の指導の下に模写を続けてます。
お手本があるというのはいいもんです。
これを模写したい!
何とかこれに近づきたい!
気合が入ります。
自分の絵だと、こういう気合は入りません。
描き始めてどこに行くかわからない。
目的地なし。
うろうろして、まあ、こんなもんかなで終わる。
いろいろ模写してきて、「宗教画」に挑戦したくなりました。
しかし、そう簡単にはいかない。
キリストのハリツケとか、受胎告知とか、大々的画面です。
せめて、マリア様か天使の顔でも描きたい。
いろいろ探してたら、受胎告知の中の天使の顔だけの絵がありました。
もとは大きな絵だったようですが、どういうわけか「天使の顔」だけになって美術館にあるんです。
作者は、グイド・レーニ。
ぜんぜん知らない画家です。
17世紀の初めに活躍した人で、「ラファエロの再来」とたたえられたけど、すぐに忘れられた。
美しい女性像で有名だったけど、女嫌いだったそうです。
美人を上手に描いてあるという感じで、マネしやすいと思ったんですが、美人を上手に描くのも難しいもんです。
なんとかがんばってみましょう。