私が、自作油絵の額縁選びで毎回苦労してることは何度も書いてます。
額縁屋のお兄ちゃんが、私に自由に選ばせてくれないんです。
30年来の付き合いなんでつい「お兄ちゃん」と言ってますが、もう50前だと思います。
「客とともに悩む」というのならいいんですが、客をほったらかして一人で勝手に悩む。
商売熱心というべきかはた迷惑というべきか迷うところです。
で、きのうも勝手に悩んでもらいました。
十種類ほどの額縁を用意してくれていて、私が持って行ったヤン・ファン・アイクの「受胎告知」を合わせて、思う存分悩んでくれました。
一時間ほど悩んでもらって、もういいだろうと頃合いを見計らって、私が決定しました。
お兄ちゃんも満足してくれたと思ってたんですが、きのうの夕方電話がかかった。
いやな予感がしました。
案の定、お兄ちゃんは、「もう3種類候補が見つかった」というんです。
その3種類が入荷したら持って行くから、それから決めてほしいというんです。
わかったと答えました。
額縁に関しては、私の自由にならないとあきらめてます。
私がなぜこれほど弱い立場なのかよくわからんのですが、わかる人があれば教えてほしい。