きのう、乗馬クラブで同年配の男性から「ごぶさたです」と声をかけられた。
一瞬戸惑ったけどすぐ思い出しました。
乗馬を始めたころ、指導員の助手として二、三年勤めてた方です。
初心者指導の補助で、温厚な方だったという記憶です。
当時は話す機会もありませんでした。
大学の馬術部員だったと聞いてびっくり。
私と同じ年なんですが、定年後乗馬クラブで働いて、大学馬術部から声がかかったのでそちらを10年ほど手伝ってまた先日から乗馬クラブに戻ったとのことでした。
「若草さんも長いですねえ」
「15年目に入りました」
「15年!生き字引ですねえ!」
「なんでそんな嫌味いうんですか」
「い、いや、嫌みと言うわけでは・・・」
「嫌味ですよ。今日も指導員に馬具のつけ方がまちがってると言われたとこです。あのころ指導員によく言われましたよ。『皆さん、今言ったことをせめて来週までおぼえていてくださいね。毎週一から同じことの繰り返してなんで』。その積み重ねで15年ですよ」
「それ、積み重ねって言うんですか」
「それが嫌味だというんですよ」
再会のあいさつもそこそこに言い合いになってしまった。