小雨が降って肌寒かったです。
歩いてる間中行く先々でキンモクセイの香りがしました。
庭にキンモクセイを植えるのが流行った時期があったんですね。
最近町内に建つ家にはいかにも「植木!」というようなのはありません。
歩いているとHさんが「とうとう枯れたなあ!」と声をあげた。
あるお宅の大きな桜の木が黒々と雨に濡れてた。
見事な八重桜だったんですが。
はなちゃんが生まれて乳母車で町内を回ってるとけっこう庭の桜の木が楽しめたんです。
Hさんの話では桜は50年ということなので町内の桜もそろそろ寿命なのかもしれない。
さらに歩いて行くと「旧郵政宿舎」の取り壊しが始まってた。
この町内には「郵政宿舎」と「国家公務員宿舎」の二つの団地があったんです。
「国家公務員宿舎」の方は早くに取り壊されて百数十戸ほどの住宅地になりました。
郵政宿舎はどういうわけか一棟だけ取り壊して後は残ってた。
いよいよ全部取り壊すみたい。
またHさんが「5階建てでエレベーターなしやで。できた当時は20代か30代の人ばっかりやったからいけたんやろな」としみじみ。
小雨で肌寒かったからかなんとなくわびしい雰囲気のパトロールであった。