小学3年生のしょうちゃんにとって「中学生になる」というのは実感できない。
今のままで時間がたてば中学生になれるとは思えない。
タイムマシンにでも乗らなければ中学生にはなれない。
4年先のことではあるが今のしょうちゃんには「中学」はもうろうとした異次元別世界。
で、わたしのことも思い出しました。
父方の祖父は昭和16年に亡くなってます。
私が生まれる5年前。
子供のころの私にとって「5年前」というのが「異次元別世界」でした。
「おじいさんは、はるかむかしむかし、想像することさえできない大昔に亡くなったんだ」と思ってました。
ず~~~っとそう思ってた。
40代か50代になってから、「おじいさんは私が生まれるほんの5年前に亡くなったんだ」と思うようになった。
高校1年生の男の子が入って来た。
その子が「若草さんはどれくらい習ってるんですか?」と聞くので「5年」と答えたら、「えっ!5年!」とたいそう驚いた。
あんまり驚いたのでこっちが驚いた。
で、よく考えてみると、5年前と言うのは彼が小学5年生である。
彼が小学5年生から6年生仰げば尊しわが師の恩と校門を出でてより中学時代声も変わり背も伸びにきびも吹き出し蛍雪の功めでたく高校に合格するまでエレキギターを習ってると言えばそらびっくりするほど長いわ。
今の私にとって5年先と言えば80過ぎてますが、はるか先の話のように思う。
小学生のころとあんまり時間感覚変わってないのかな。