若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

手術です

本日、白内障手術です。

 

長女に付き添いを頼みました。

気分的には家内に付き添ってほしいとこです。

常識的にはというか社会的にはというか一般論としては長女の付き添いのほうが安心ということになるんでしょうけど、やっぱりなんとなくねえ・・・。(-_-;)

 

病院の案内書に「説明会と手術当日はできるだけ付き添いの方をお願いします」と書いてあった。

昔ほど年寄り扱いしないみたい。

一時「病院は高齢者を子ども扱いする」と言われてた。

 

30年ほど前父が入院した時は完全に子ども扱いだった。

看護婦さんが父に向って幼稚園児に対するようにやさしくていねいにゆっくりはっきり話した。

 

父はしっかりしてた。

数字に強く記憶力抜群、論理的で、「備えあれば患いなし」の人で納得がいかないことは徹底的に尋ねた。

まあ、ちょっと困った人ともいえたかな。

 

父が入院してた中規模病院から手術のために大病院に移った。

中規模病院の婦長さんが大病院の婦長さんに紹介状を書いてくれた。

ナースステーションで婦長さんに紹介状を渡して若い看護婦さんの説明を受けた。

 

「あのね~、若草さん!これからね、息子さんにね、入院中のことをね、いろいろね、説明しますからね、いっしょにね、聞いていてくださいね~!」

 

紹介状を読んでた婦長が若い看護婦さんに言った。

「あ~!いいねんいいねん。本人に説明してあげて。ふつうのお年寄りとちがうねん。しっかりしてはるねん」

 

どんなことが書いてあったんでしょうか。

 

手術の説明は担当医師から受けた。

医師は私に説明する。

それをいちいち父が確認する。

こと細かく確認する。

徐々に医師がイライラしてくるのがわかった。

 

「手術がすんだら回復室に移動します」

父が「その時洗面道具は・・・」と言ったときついに先生が切れた。

 

「若草さん!全身麻酔なんですよ!あなたは何も心配することないんです!手術室に入って麻酔をして次に気が付いたら全部終わってるんです!な~んにも心配する必要はないんです!」

 

手術を前にした高齢患者に先生は声を荒げた。

修業が足らんなと思いました。

 

年を取ると・・・。

私はだいじょうぶ。

と思います。