今日は術後検診。
8時半受付開始のところ8時20分到着。
すでに廊下に30人ほどの行列。
待合室のソファと補助の丸椅子でなんとか全員すわれる。
検査に呼ばれたのが9時20分、診察に呼ばれたのが10時40分。
氏名を呼ばれてすぐ立ち上がれる人が半分、ひと呼吸二呼吸あってよっこらしょと立ちあがる人が半分。
立ち上がらない人もいる。
死んでるんじゃないですよ。
検査係の女性が待合室に来て「山田花子さ~ん!山田花子さ~ん!」と何度も呼んだ。
誰も立ち上がらないので検査室に戻って行った。
ソファにすわってた高齢女性が隣の人に「いま、なんて?」と聞いた。
「山田花子さん」
「・・・わたしやがな・・・」
あたふたよたよたと検査室に入って行った。
検査係の男性が待合室に来て「山田太郎さ~ん!山田太郎さ~ん!」と何度も呼んだ。
誰も立ち上がらないので検査室に戻ると思ったら戻らなかった。
ソファにすわって両耳にイヤホンをつけて何か聞いてる高齢男性を見つけると近寄って肩に手をかけると「山田さん、検査ですよ。行きましょか」と言った。
本日の診察担当は「おお先生」だった。
手術してくれたかっこいい若先生の伯父さんだそうです。
こわいと評判の先生である。
両目とも異常なし。
私が「きのう100均で老眼鏡を買ったんですが新聞を読む時正面だと非常にはっきり見えるんですがちょっと横を見るとゆがんで見えるので眼鏡屋で作ろうと思うんですが・・・」と言い終わるのを待たず、「あたりまえ!」と一喝。
「100均で間に合うなら誰も1万円のメガネは作らん!」
「そ、そうですね・・・だから・・・」
「あたりまえ!眼鏡のレンズは曲面、100均のレンズは平面。正面からははっきり見えてレンズの横だとゆがむのはあたりまえ!目玉を動かすんじゃなくて首を動かしなさい!常に正面に置いて読みなさい。100均で間に合うなら誰も1万円のメガネは作らん!」
「そ、そうですね・・・わかりました。目玉じゃなくて首ですね。そ、それから先生、今頂いてる目薬がなくなったら・・・」
「そういうことは今度の金曜に言います!今は指示されたことをしてればいいんです!100均のレンズは平面、ゆがんで見えるのはあたりまえ!」
「は、はい!わかりました!ありがとうございました!」
もぞもぞ立ち上がる私に「あたりまえ!100均で間に合うなら1万円のメガネは誰も作らん!」
「は、はい!そうですね!どうもありがとうございました!」
逃げるように診察室を出る私の背後からとどめを刺すように「あたりまえ!100均で間に合うなら1万円のメガネは誰も作らん!」
おお先生得意のフレーズというか決め台詞というのかいずれにせよごきげんみたいだったので良しとしよう。(-_-;)