サーモン・チェイス(1808~1873)はアメリカの政治家で、オハイオ州知事、上院議員を経てリンカーン政権の財務長官、最高裁長官を務めたえらい人です。
極貧の家庭に育ち、苦学力行、弁護士になるとすぐに大成功をおさめた人なんですが、私は名前も知りませんでした。
『TEAM OF RIVALS』という本を読み始めました。
リンカーンの伝記です。
オバマ元大統領が感激したという本です。
著者のドリス・グッドウインはハーバード大学で政治学を教えたりフランクリン・ルーズベルトの伝記を書いてピュリツア賞を受賞したりしてます。
リンカーンを支えた国務長官や財務長官など重要閣僚の目を通してリンカーンの実像に迫ろうという狙いのようです。
で、サーモン・チェイスの経歴も詳しく紹介してます。
出世街道一直線のサーモン・チェイスなんですが物心ついて以来ずっ~と大きな悩みを抱えてた。
自分の名前がイヤでイヤでたまらなかったんです。
「サーモンなんて魚みたいで恥ずかしい」
大成功した後も友人に訴えてます。
「もっとかっこいい名前に変えたいんだ。君は笑うだろうけど真剣なんだよ」
ここまで読んだだけでもこの本を買った値打ちあり。