若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

テキサス娘の「イエス サー」

ユーチューブを見てるといろんな動画を紹介してくる。

無数の動画からテキトーに選んでるんだと思います。

アメリカ空軍の訓練風景」とか「世界一危険な空港」とかわけわからん。

 

その中にテキサスの牧場を紹介する動画がありました。

英語がちゃんと聞き取れないからどういう趣旨の動画かよくわかりません。

いろんな牧場に行って牧場主といっしょに車で牧場を回る。

「牧場拝見」みたいな感じかな。

 

どこも「牧場」という感じじゃない。

牧草がない。

「荒野」というか「荒地」という感じで、こんなところで牛や馬が育つのか心配になる。

見渡す限りの荒地で、こんな広大無辺な荒れ地を持ってる人がいるんだと感心する。

 

ある牧場で牧場主が何度も「干ばつ」と言ってましたから干ばつの被害で牧草が少ないのかもしれない。

私と同年代と思えるその牧場主は車のシートベルトをちょん切って使ってた。

ぱちんとはめる金具だけはめてベルトはなし。

「シートベルトなんかいらない」というところがいかにも「テキサスの牧場主」。

おじいさんの代からの牧場だそうです。

 

インタビュアーが奥さんに「どうしてここに住むことになったんですか」と聞いたら「神様が私をここに置いたのよ」と答えてました。

 

別の牧場では50歳くらいの牧場主が不法移民に頭を抱えてた。

広大な敷地を不法移民がどんどん横切っていく。

先日は不法移民に「車でヒューストンまで送ってほしい」と頼まれて断った。

奥さん一人のときもあるので不安だ。

こういう現状をアメリカ国民は知らない。

 

そんな話をしてるところへ娘さんが馬をひいて帰ってきた。

高校生で「エミリーです」と自己紹介した。

 

「キミは毎日馬に乗ってるの?」

「イエス サー」

「牧場や家の仕事のお手伝いはしてるの」

「イエス サー」

「・・・その『サー』、いいねえ!ナイスだねえ!」

娘さんは恥ずかしそうにほほえんだ。

お父さんが「敬意だよ」と言った。

「私はそういう風に育てられたし家内もそういう風に育てられた。娘もそういう風に育ててるんだ」

 

テキサスの牧場の娘さんの「イエス サー」。

聞いてていい感じでした。