若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

読書百遍

「読書百遍意自ずから通ず」というのはよく見たり聞いたり、と思うけどどうでしょう。

 

私がはっきり「聞いた!」と断言できるのは中学1年の英語の時間です。

女の先生、辰巳先生だったかな、が言ったんです。

先生は「百遍はムリでもせめて40回」と言った。

 

で、まじめな1年生だった私は素直に師の教えに従おうとしてあたりまえですが挫折した。

教科書は『ジャック・アンド・ベティ』というタイトルだったかな。

20回ほどがんばったと思う。

20回ほどで自ずから通じる気配があったらもうちょっとがんばったと思いますが気配が感じられなくてやめたんでしょう。

 

誰が言ったのかネットで調べました。

三国志』の『魏志』に出てくる話みたい。

 

魏のえらい学者が言ったんです。

「読書百遍義自ずから見る(あらわる)」

 

言われた人が「百遍も読んでるヒマおません」と言い返した。

えらい先生に面と向かって言い返すとはいい度胸です。

私が英語の先生の教えに素直に従ったのと大変なちがいです。

 

言い返された先生はムッとしたりせず親切にも「三余」を利用しなさいと言った。

「三余」とは?

冬とか夜とか雨の日とか。

ヒマな時間あるでしょう。

 

それに続けて先生はもうひとこと言った。

そのひとことを中国語で紹介してる人がいるんです。

どういうわけか日本語に訳してくれてない。

 

そのひとことがこの話のオチだと思うんですが残念である。