今日は美術予備校。
私と同年配の男性Aさんは、定年後の趣味として水彩画を描いてます。
自分でとった写真をもとに描いてる。
先生の徹底的指導にネを上げながらもがんばってます。
先生の徹底的指導とAさんのがんばりのおかげでかなりの質の作品が仕上がってます。
先日、公募展に初挑戦してめでたく佳作賞をとりました。
二千数百点入選の中の佳作は百八十点というんだから立派なもんです。
それぐらいのレベルはいってると思います。
今日、Aさんの話。
「あの絵を娘にやると言ったら、いらないというんですよ。絵はいいんだけど大きすぎるというんです」
「大きすぎるって、画用紙でしょ」
「・・・いや、絵は気に入ってくれてるみたいで・・・」
「今度小さい絵を描いてみたらホントのとこがわかりますよ。私なんかどんな小さな絵でも子供からほしいと言われたことないです。いずこも同じですよ」
「でも若草さんは自宅に飾ってるんでしょう?ウチは家内が掛けさせてくれないんですよ。いずこも同じじゃないですよ」
私より気の毒な人がいるとわかってうれしかった。