若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

なんとなく

フェルメールの「ギターを弾く女性」を模写してます。

顔を描いたので、残る難題は「真珠の首飾り」です。
がんばります。

教室で水彩画を描いてるAさんが、絶賛してくれます。

「ホンモノと言われてもわかりませんよ。美術館にならべてもいいんじゃないですか」

「それはいくらなんでも言いすぎです。Aさん、目が悪いんじゃないですか」と言い返しつつも悪い気はせずニヤニヤ。

私みたいな素人が名画を模写してもたかが知れてます。
この模写で一カ所先生の手が入ってます。

黄色い服の部分を描いてた時、先生が、「若草さん、ここはこうです」とお手本を見せてくれました。
「なるほど!そうやるのか!」と感心したことはおぼえてるけど、どうやるのだったかは忘れました。

それにしても、こういう何でもないような絵がよく何百年も残ってましたね。
フェルメールは「忘れられた画家」だったそうですし、キリストとかマリア様とかのありがたい絵ではないし。

なんとなく残ったんでしょう。
捨てられた絵もたくさんあると思います。

フェルメールの作品は少ないようですが、描いたのが少ないとは限らない。
親の遺品を整理してて、「なんじゃこの絵は?フェルメール?知らんな」とポイ捨てもあったと思います。

この絵はなんとなく残った。

この女性は誰ですかね。
スナップ写真みたいな感じですが、この人が注文したのか。

フェルメールがモデルを頼んで、「売り絵」として描いたのか。

この時代、こういう感じの「風俗画」がはやってよく売れたそうですから、なんとなく描いたのか。

なんとなく描いたのがなんとなく残ったのか。

もちろん、なんとなく模写できませんよ。
カンカンになって模写してます。

真珠の首飾りがいい感じで輝いてくれるかどうか、楽しみなような心配なような。