きのうは自治会の新旧引き継ぎ役員会。
ちょっと早いと思うんですが、ウチの自治会はこうなってます。
1月始動という感じです。
ウチの自治会の役員の任期は、実質1月から来年の3月までというヘンな感じです。
会場で、現役員が待ってるところへ、新役員のAさんが来た。
私よりいくつか上と思える人のよさそうな男性Aさんは、部屋に入るなり、「ワシ、えらい怒られてしもてなあ」と途方に暮れたような顔で話しだした。
「脳梗塞」とか「天理病院」とか、いろいろ言ってましたが、「よめさんに、あんた自分がどんな体かわかってるんか!」と怒られたというんです。
「そんな体で役員引き受けて!」とえらい怒られたそうです。
お願いに行ったとき、そんな話は聞いてませんよ。
現会長と新会長と私とでお願いしたんですが、ちょっと渋ってたけど、まあそれほど無理せず承諾してもらったという感じでした。
人のよさそうなAさんが困惑の表情で訴えるので、これはまずいのではないか、くわしく話を聞こうとAさんに近寄りつつ、現会長の方を見たら、知らん顔で床を見つめてる。
新会長を見たら、知らん顔で口笛を吹きながら天井を見上げてる。
副会長はわざとらしく書類をペラペラめくってるし、はは〜ん、これは、今さらそんなことを言われても知りませんよで突っぱねる気だとわかったので、私もAさんの方へ近づきつつあったのを急旋回して椅子を取りに行くふりをした。
孤立無援のAさんはしかたなく席について、引き継ぎ会議が始まった。
Aさんが手を上げて、「ウチの班で誰か死んだら訃報はどう回すんですか」と質問した。
わたしが、「誰か死ぬ予定があるんですか」とじょうだんのつもり聞いたら、「ワシやがな」って、あのね〜。
会議で驚いたのは、現役員さんたちが、役員備品やら鍵やら一切合財持って来て新役員さんに渡したことです。
任期は3月末までですよ。
現会長が、「皆さん手回しがよすぎますなあ」というので、「やめる気満々ですよ」といったら、「やる気満々のとこを見せてもらいたかったですなあ」と苦笑してました。