次期自治会長が決まりましたが、毎年役員お願いでは、うしろめたい思いをします。
皆さんそれぞれいろいろ事情があるんです。
「実は、ガンなんです」
「親の介護で、一日おきに大阪に通ってるんです」
「小さな会社を経営してるもんでとても余裕は・・・」
「ああそうなんですか」とあきらめてはいけないと教えてくれたのは、わが自治会のドンのAさんです。
私が初めて自治会長をした27年度の役員選びは、Aさんに連れられて町内をお願いに回りました。
その時のAさんの粘りと強引さに驚いた。
私も「飛び込み営業」はしたことがありますが、これだけ強引にやったら相手が怒りだすと思いました。
自治会の役員お願いというのはここまで強引に迫らなくてはならんのか。
それまで自治会のことなんかまったくぜんぜんちっとも何にも関心のなかった私は、役員のなりてがそれほどないとは思いませんでした。
以後、強引にやりました。
で、去年、会計を引き受けてくれた女性から、「若草さん強引やもん！」と言われて、私もめでたく一人前になったと思いました。
強引にお願いして引き受けてもらって、やっぱりうしろめたさは感じます。
次期会長を引き受けてくれたBさんも、はじめ仕事の話を聞いた段階で、これはムリだと思った。
でも粘ってみた。
すると、家庭の事情を話された。
これはあきらめるしかないなと思った。
思ったけど、4軒断られて、もう後がない状況だった。
で、最後の一押しで、あっさりにっこり引き受けてくれた。
うれしかったしありがたかったけど、うしろめたいです。
もう役員選びにはかかわりたくないと思ってたら、現会長のBさんと現副会長のCさんから、「ほかの役員選びもお願いします！」と泣きつかれてしまった。
