「女性の力」と言うといろいろあると思いますが、「つながる力」というのも強力です。
なんかつながってる。
どこにでもつながる。
入り込んでる。
仕事をしてる時に感じました。
中小企業の世界では特に女性の力が大きいと思います。
「男尊女卑」の世界で、女性は尊敬も尊重もされないけど強い。
会社のことを社長の次によく知ってるのは「事務のおばちゃん」です。
専務や営業部長が知らないことまで知ってる。
会社の内情だけでなく、社長の夫婦喧嘩の事情も知ってるし、工場長の娘が離婚して戻ってきたことも知ってる。
「事務のおばちゃん」と仲良くなると貴重な情報が入手できる。
仕事をやめてからもいろんなところで女性力を感じました。
例えば乗馬クラブ。
女性たちは、たがいにつながってます。
年代もクラスも超えてつながってる。
男は、同じクラス同士が知り合うくらいです。
女性は、新しく入った人が、二十年、三十年のベテランでクラスもぜんぜんちがう人ともすぐに親しくなる。
指導員のだれが結婚したとか離婚したとか、受付の女性の実家がどうだとか、いろんなことを知ってるので感心します。
自治会でも、女性のつながりには感心します。
「なんでその人を知ってるんですか?その人とどういう関係なんですか?」
子供の学校関係で知り合うというのはふつうですね。
スーパーで知りあったとかパン屋とか病院で知り合ったとか、バス停とかいろいろです。
先日、自治会の役員選びでお邪魔したお宅でも、奥さんがいろんな人の名前を出すのでびっくりしました。
ご主人に副会長を引き受けてもらったんですが、当たり前と言えば当たり前ですが、奥さんの方が自治会のことをよく知ってる。
自治会のことをよく知ってるどころか、私のこともよく知ってる。
会長を二年したことも知ってるし、ウチの芝生のことまで知ってる。
ゆうちゃんやあきらくんの乳母車も知ってたのには驚きました。
乳母車で散歩中の家内や娘とも立ち話をしたことがあるというんです。
女性は果てしなくつながってると思います。
女性が海だとしたら、男は海に浮かぶプラスチックゴミみたいなもんです。