フェルメールの「ギターを持つ女」を模写してます。
去年の5月から、先生の指示に従って描き進めてます。
「ふ〜ん、ここはそうやるのか」と思うことが多いです。
「こうすればこうなる」という昔からのきまった手順があるんですね。
「真珠の首飾り」を描くにも手順がある。
ひとつだといいんですが、いくつもあるみたい。
手順をおぼえれば誰でも同じように描けるわけではないのが不思議というか当たり前というか、むずかしいもんです。
前にヴァン・ダイクの模写をしました。
実に豪勢な真珠の首飾りでした。
こんなの描けるかなと心配でしたが、手順通りやると簡単でした。
で、簡単に真珠の首飾りを描けるようになったかというと、ならなかった。
今回のフェルメールの真珠の首飾りもみごとなもんです。
こんな風に描けるかなと心配でしたが、先生に教えてもらった手順通りにやりました。
まあまあのできじゃないでしょうか。
ヴァン・ダイクより簡単です。
首飾りの形に添ってしゅ〜っと線を引いて、あとで白い点々を入れる。
それだけ。
真珠の粒なんか描かなくていいんです。
サルでも描けるんじゃないかと思います。
人間の目というのはいいかげんなもので、一流の写実画家というのは、そのいいかげんさにつけこむペテン師といえるのではなかろうか。